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2020/11/27

  • 過去問対策

駒込中学校2020年度算数入試問題7.損益売買

駒込中学校算数過去問研究

2020年度第1回駒込中学校算数入試問題は、例年通りの出題構成で[1] 四則計算4問 [2] 小問集合6問 [3] 通過算 [4]立体図形 [5] 平面図形 [6] 割合のグラフ(水そうに水を入れる) [7]売買損益が出題されました。

難問はなく例年通りの難易度の出題でした。

今回は 7.売買損益を解説します。

駒込中学校2020年度 算数入試問題 7.損益売買 問題

7. 1個200円の品物を120個仕入れ、2割の利益を見込んで定価をつけて売りました。何個か売れ残ったので、それらを定価の2割引で売るとすべて売り切れて利益は初めの予定の60%になりました。このとき次の問いに答えなさい。ただし、消費税は考えないものとします。

(1) 利益はいくらになったのか求めなさい。

(2) 定価の2割引で売った品物の個数を求めなさい。

駒込中学校2020年度 算数入試問題 7.損益売買 (1) 解説解答


(1) 利益はいくらになったのか求めなさい。

解説解答

1個200円の品物の定価は 200×(1 + 0.2) = 240円 定価で売ったときの利益は1個40円なので、120個を全て定価で売ったときの利益は 40×120 = 4800円

実際の利益は初めの予定の60%になったので、

4800 × 0.6 = 2880円

答  2880円

駒込中学校2020年度 算数入試問題 7.損益売買 (2) 解説解答 つるかめ算で解く

(2) 定価の2割引で売った品物の個数を求めなさい。

解説解答 つるかめ算で解く

1個仕入れ値が200円の品物の定価は 240円,定価の2割引の売値は 240×(1 – 0.2) = 192円

実際の利益が2880円なので、総売り上げは 200×120 + 2880 = 26880円

つるかめ算の面積図より

(240×120 – 26880) ÷ (240 – 192) = 40

答 40個

駒込中学校2020年度 算数入試問題 7.損益売買 (2) 解説解答  天びんで解く


(2) 定価の2割引で売った品物の個数を求めなさい。

解説解答

定価は 仕入れ値の2割り増しなので1.2,値引きした売値は1.2×(1 – 0.2) = 0.96,

すべて売り切れて利益は初めの予定の60%なので 1 + 0.2×0.6 = 1.12

天びんより


定価と実際の売値の平均との差:実際の売値の平均と値引き額の差
= (1.2 -1.12):(1.12 – 0.96)
= 0.08:0.16 = 1:2

よって 定価で売った個数と値引きして売った個数の比は 2:1




別解

1個仕入れ値が200円の品物の定価は 240円,定価の2割引の売値は 240×(1 – 0.2) = 192円

すべて売り切れて利益は初めの予定の60%なので、40円の0.6は40×0.6 = 24円なので、平均の売値は224円

天びんより




定価と実際の売値の平均との差:実際の売値の平均と値引き額の差 = (240-224):(224 – 192) = 16:32 = 1:2

よって 定価で売った個数と値引きして売った個数の比は 2:1

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