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2022/06/03

  • 過去問対策

東京都立高校2022年度社会入試問題3.日本の地域的特色

東京都立高等学校社会過去問研究

東京都立の公立中高一貫校10校のうち、併設型の高等学校・附属中学校として設置されていた5校のうち、武蔵・富士・両国・大泉の4校が、2022年までに高校募集を停止し、中学募集の規模を拡大する計画が、2019年年2月14日付けで東京都教育委員会から「都立高校改革推進計画・新実施計画(第二次)」でプレスリリースされました。

 

この年次計画の表中では、「2021年度入学生から」の改編予定に、富士と武蔵、翌「2022年度入学生から」の改編予定に、両国、大泉の2校が挙げられており、欄外の注記の形で、「※白鷗高校・附属中学校については、施設設備の状況を踏まえて実施時期を決定(実施時期:平成33(2021)年度以降を予定)と付記されています。

2021年には、都立富士と都立武蔵が募集停止し、2022年には都立両国と都立大泉の各附属中学校が高校募集を停止し完全中高一貫校になりました。

2022年度都立高校社会入試問題は、例年通りの大問6題構成でした。

今回は3.を解説します。東京都教育委員会の出題の方針は3.「我が国の国土や地域的特色について,地図や統計等の資料を活用して,自然環境 や産業等の面から考察し,適切に表現する能力をみる。」でした。



東京都立高校2022年度社会入試問題3.日本の地域的特色 問題



東京都立高校2022年度社会入試問題3.日本の地域的特色 問1解説解答




解説

A:北海道 室蘭市には日本製鉄の工場があり、鉄鋼業が主要産業となっている。また、苫小牧には人口の掘り込み港があり北海道最大の工業都市で重化学工業(石油化学)が盛んである。
B:兵庫県大阪から神戸にかけての大阪湾岸に広がっているのが阪神工業地帯。神戸市では重化学工業が盛んである。兵庫県の姫路市を中心とした播磨臨海工業地域では湾岸を埋め立てて造成された工業地域で製鉄所などがある。
C:福岡県 北九州工業地帯は明治時代に官営の八幡製鉄所が作られたことで発展した。ここで鉄鋼業が栄えたのは、原料となる鉄鉱石の輸入先である中国に近かったことと石炭に恵まれていたことが原因。戦後は石炭から石油へのシフトが行われるにつれ、北九州工業地帯も衰退してきた。
長崎県:佐世保市,長崎市の沿海部は水深が深く波の影響を受けにくいなど造船に適した条件を備えているため、造船業が栄えている。




ア 鉄鋼の出荷額が多く造船の出荷額が少ない。海岸線が狭く工業用地として埋立地が造成されている。国内炭と中国産の鉄鉱石を原料に鉄鋼を清算していたが、現在は輸入原料を使用して自動車用の鋼板を清算していることから 福岡県 C。

イ 鉄鋼の出荷額、造船の出荷額共に多く。北部に国立公園に指定されたリアス式海岸(日和山海岸)が見られる。南部の海岸に製鉄所、国際貿易港(神戸港)に隣接する岬には造船所が立地していることから 兵庫県 B。

ウ 鉄鋼の出荷額が多く、造船の出荷額が少ない。海岸線が長く複雑な地形の半島が見られることから 北海道 A。

エ 鉄鋼の出荷額が敷くな育造船の出荷額が多い。複雑に入り組んだリアス式海岸が見られることから 長崎県 D。


答 A ウ  B イ  C ア  D エ

東京都立高校2022年度社会入試問題3.日本の地域的特色 問2解説解答

問2 次のページのⅠのア~エのグラフは、略地図中にW~Zで示したいずれかの地域の1971年と2019年における製造品出荷額等と産業別の製造品出荷額の割合を示したものである。Ⅱの文章は、Ⅰのア~エのうちのどれか、また、略地図中のW~Zのうちのどれか。



解説解答 



W:関東内陸工業地域。阪神工業地帯に迫る工業生産額(全国第4位)で、輸送用機械の割合が多く、「石油化学工業」の割合が少ないのが特徴。化学より食品が多い。生産額は約30兆円。よって グラフはア

X:北陸工業地域。ユキの降り積もる農閑期の余剰労働力と、中央高地から流れ下る河川から得られる豊富な電力と良質の水を背景として発達。主に機械工業・金属工業が盛んであるが、これに加えて繊維工業が多いことが特徴である。生産額は約14兆円。よってグラフはエ

Y:東海工業地域:本だ、スズキ、ヤマハなどの特色のあるメーカーがあるので輸送用機械の清算額が多く、自動車、オートバイの生産が盛ん。生産額は約31兆円。よってグラフはウ

Z:瀬戸内工業地域:石油・鉄鉱石を大量に運び込むことができる海上交通の便の良さと、埋立地による工業用地の確保が容易だったことで重化学工業が発達した。輸送用機械を中心とする機械工業と化学工業が多いことが特徴。よってグラフはイ。


Ⅱ 主な工業都市として栃木県宇都宮市、群馬県太田市伊勢崎市、埼玉県狭山市川越市があり、東北自動車道や関越自動車道の沿線に立地する他、常磐自動車道国道4号6号16号といった主要道路の沿線にあって、精神市場である。東京圏や港湾と結ばれている。


答   ア W


東京都立高校2022年度社会入試問題3.日本の地域的特色 問3解説解答



問3 次のⅠ(1)とⅡ(1)の文は、1984年に示された福島県と1997年に示された岡山市の太線で囲まれた範囲を含む地域に関する地区計画の一部をわかりやすく書き改めたものである。Ⅰ(2)は1984年・1985年の、Ⅰ(3)は2018年の「2万5千分の1(福島県北部・福島県南部)」の一部を拡大して作成したものである。Ⅱ(2)は1988年の、Ⅱ(3)は2017年の「2万5千分の1地形図(岡山南部)」の一部を拡大して作成したものである。Ⅰとⅱの資料から読み取れる、太線で囲まれた範囲に共通した土地利用の変化について、簡単に述べよ。また、Ⅰとⅱの資料から読み取れる、その変化を可能にした要因について、それぞれの県内において乗降客数が多い駅の一つである福島駅と岡山駅に着目して、簡単に述べよ。




解説解答

Ⅰ(1)福島県 今までの住工混在型から商業業務型の土地利用に変更する。Ⅱ(1)岡山県 商業施設などの集積を図る。また地図太線中の(2)は福島県・岡山県共に地図太線中に工場があるが、(3)では工場が無くなり商業施設に変わっている。

よって [変化]は 「地区計画により、工場であった土地に、商業施設が建てられた。」

Ⅰ福島県・岡山県の太線の近くに鉄道の駅がある。Ⅱ(1)岡山県ではターミナル隣接地という中枢的位置にある

よって [要因]としては 多くの人が集まる駅に近いこと。

答 [変化] 「地区計画により、工場であった土地に、商業施設が建てられた。

  [要因] 「多くの人が集まる駅に近いこと。
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