大学入学共通テスト数学傾向と対策
こんにちは 医学部受験専門プロ家庭教師の田中です。
今回は 16日に実施された大学入学共通テストから数学ⅠA第4問を解説します。
予備校の講評をいくつか読んでみると、大問1,2,3 は「やや難」で大問4,5は「難」と書いてあるところが多いようです。
今回の解説は大問4か5で迷いました。
大問5は用いる図形的性質に気づければ比較的正解に達しやいです。問題集の問題の解き方を複数組み合わせれば対応できると思います。
大問4は出だしはわかりやすいのですが(3)あたりから(1)(2)をどう利用したらよいのかの判断がつきかねてしまい計算の工夫などが思いつきにくいのではないかと思い取り上げました。教科書や問題集にはほとんど見当たりません。一部の難関高校や難関予備校の授業で扱っているとは思いますが、多くの生徒さんに解き方を知ってもらいたいと思い選択しました。
昨年度に比べ大幅に難化し、平均点が急落するとみられています。センター試験の時は時が経つにつれ平均点が安定してきたように覚えています。大学独自の二次試験を課さずに大学入学共通テストのみで合否が決まる受験生もいますので、出題者側には配慮が必要だと思います。
ワンポイントアドバイス
数ⅠA全体を通して、教科書や問題集で見慣れた問題が少なく、方針を立てるのに時間を必要したはずです。第4問は整数問題です。(1)からの流れに乗れば思いつくと思いますが、計算に時間がとられたと思います。
大学入学共通テスト2022年度数学Ⅰ・A第4問 整数問題
大学入学共通テスト2022年度数学Ⅰ・A第4問 整数問題 (1)解説解答
大学入学共通テスト2022年度数学Ⅰ・A第4問 整数問題 (2) 解説解答