東洋英和女学院中等部帰国子女入試過去問傾向と対策
東洋英和女学院中等部2021年度帰国生の受験資格は
① 2021年3月小学校卒業見込みの者 (現地校から出願の場合、日本の学齢で上記の 者と同等の資格を有する者)
② 保護者の海外勤務または海外在住により、本人 が下記の①または②の条件を満たす者
①すでに帰国している児童の場合 継続して1年以上海外に在住し、2018年3月1 日以降に帰国した者
②現在海外に在住している児童の場合 2021年3月31日までに継続して1年以上海外 に在住し、2021年3月31日までに帰国予定の者
年間を通して8:00までに登校できる者
保護者のもとから通学できる日本の学齢で上記の 者と同等の資格を有する者)
保護者の海外勤務または海外在住により、本人 が下記の①または②の条件を満たす者
①すでに帰国している児童の場合 継続して1年以上海外に在住し、2018年3月1 日以降に帰国した者
②現在海外に在住している児童の場合 2021年3月31日までに継続して1年以上海外 に在住し、2021年3月31日までに帰国予定の者
年間を通して8:00までに登校できる者
保護者のもとから通学できる者
2021年度帰国生入学試験は、一般A日程と同一日時同一問題で、国語算数のみが課せられ面接は受験者本人と保護者1名が日本語での面接でした。
2021年度帰国生の応募者は3名 受験者3名 合格者1名
帰国入試のみの受験結果は公表されていませんが、一般A日程の国語合格者平均点68.0点 算数合格者平均点69.6点でした。帰国入試の受験者は得点率7割を目指して頑張ってください。
2021年度A日程算数入試問題は 1.四則計算2問 2~7.小問 8~10.大問の構成でした。
今回は9.旅人算を解説します。グラフから姉妹の動きを読み取りましょう。
東洋英和女学院中等部2021年度帰国生算数入試問題9.旅人算 問題
東洋英和女学院中等部2021年度帰国生算数入試問題9.旅人算 解説解答
(1) 姉の歩く速さを求めなさい。
解説解答
妹が家を出るまでの9分間に姉は810m進んでいる。
よって 姉の歩く速さは 810÷9 = 90m/分
答 分速90m
(2) ア,イ,ウにあてはまる数を求めなさい。
ア 解説解答
アは姉が忘れ物に気が付いて家に戻り始める時間。
妹が家を出てから姉が忘れ物に気が付くまでに2人の距離の差は900 – 810 = 90m開いている。
妹は分速60mで歩き、姉は分速90mで歩いているので、1分ごとに 90 – 60 = 30mずつ開いていく。
よって 90mの差ができるのにかかる時間は 90÷30 = 3分
したがって アは妹が家を出てから3分後なので 9 + 3 = 12
答 ア 12
イ 解説解答
姉が忘れ物に気が付いたのは家を出て12分後。12分間姉は分速90mで歩くので12分間で歩いた距離は
90×12 = 1080m
姉が忘れ物に気が付いたのは、学校まで残り450mの地点。
イは家から学校までの距離なので 1080 + 450 = 1530m
答 イ 1530m
ウ 解説解答
姉が家を出て12分後2人の間の距離が900mのときから2人は向かい合って歩くので、2人が出会った時間は
900÷(90 + 60) = 6
したがって 姉が家を出て 12 + 6 = 18分 妹が家を出て姉に出会うのにかかった時間は 18 – 9 = 9分間
妹は速さを変えないので 妹が家に帰りついた時間は 18 + 9 = 27分
グラフより ウは 姉が学校に着いた時間になる。
1350mから イの1530mまで 1530 – 1350 = 180mを妹は1人で差を広げていることになるので ウから27分までの時間は 180÷60 = 3分間
したがって ウは27 – 3 = 24分
答 ア 12 イ 1530 ウ 24
(3) 姉の走る速さを求めなさい。
解説解答
2人が出会った時間は 姉が家を出て 12 + 6 = 18分後
18分後から 24分後まで 24 – 18 = 6分間に2人の間の距離は 1350mに広がるので
2人の速さの和は 1350÷6 = 225m
妹の速さは 分速60mなので 姉の走る速さは 225 – 60 = 165m/ふん
答 分速165m