海城学園 海城中学校帰国入試算数過去問研究
海城中学帰国生入試はA方式 国語50分(120点)・算数60分(120点)・面接10分 B方式 国語50分(120点)・算数60分(120点)・英語40分(60点)・面接10分いずれかの方式を選択します。B方式の英語は、自由記述の作文問題です。
面接時には「生活していた国や地域と日本との違い」について日本語による2分程度のスピーチがあります。予め指定されたテーマで2分間の日本語によるスピーチの後、スピーチの内容や出願時に提出してもらった「面接カード」の記載事項に関する質疑応答を行います。
2021年度海城中学帰国入試は2021年1月7日に実施され A方式出願者93名,受験者93名 合格者40名合格最低点171点(満点264点 B方式出願者76名 受験者73名 合格者25名 合格最低点169.5点でした、
2021年度帰国生算数入試問題は 1.小問集合5問 2.整数の性質 3.旅人算 4.虫食い算 5.平面図形 6.規則性が出題されました。算数受験者最高点は115点 受験者平均点は73.0点 合格者平均は89.3点でした。
今回は 3.旅人算を解説します。
海城中学校2021年度帰国生算数入試問題3.旅人算 問題
海城中学校2021年度帰国生算数入試問題3.旅人算 (1)解説解答
(1) 太郎君が A 町を出てから B 町に着くまでにかかった時間を求めなさい。
解説解答
A 町から B 町まで行くときの速さと B 町から C 町まで行くときの速さの 比は16:9,A 町から B 町までの距 離 と B 町から C 町までの距離の比は4:3
A 町から B 町までに行くのにかかる時間とB 町から C 町まで行くのにかかる時間の比は
時間は = 距離÷速さ なので
③ + ④ = ⑦ = 84分 よって ① = 84÷7 = 12分
太郎君が A 町を出てから B 町に着くまでにかかった時間 = ③ = 12×3 = 36分
答 36分
海城中学校2021年度1日目算数入試問題4.速さの出会い算②解説解答
(2) 太郎君が A 町を出てからしばらくして,花子さんも A 町を出発し,太郎君が A 町を出発したときの速さの 9/8 倍の速さであとを追いかけたところ,太郎君 が A 町を出てから 72 分後に追いつきました。花子さんが A 町を出たのは,太 郎君が A 町を出てから何分後ですか。
解説解答
太郎君がA町を出発したときの速さは16なので、花子さんの速さは16×9/8 = 18
太郎君がA町を出てから72分間に進んだ距離は
36分間は速さ16で、残り72 – 36 = 36分間は速さ9で進んだので距離の合計は
16×36 + 9×36 = (16 + 9)×36 = 900
花子さんは 距離900を速さ18で進むので、かかる時間は 900÷18 = 50分
よって 花子さんがA町を出たのは、太郎君がA町を出て 72 – 50 = 22分後
答 22分後
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