令和5年度東京都立高等学校入学者選抜における男女別定員の緩和措置の実施状況等及び令和6年度入学者選抜からの男女≡選抜への移行について
東京都教育委員会は、令和3年9月に、男女別定員を定めている都立高校(全日制普通科(単位制及びコースを除く。))の男女合同定員による入学者選抜への移行について、中学校の進路指導に与える影響が大きいこと等を考慮し、段階的・計画的に進めていくことを公表しました。
令和4年度入学者選抜では、男女別定員を定めている都立高校(109校)全校において、男女それぞれの定員の10%を男女合同とする男女別定員の緩和措置を実施し、令和5年度入学者選抜では、男女別定員を定めている都立高校(108校)全校において、20%を男女合同とする男女別定員の緩和措置を実施しました。
これらの緩和措置の実施結果を踏まえ、令和6年度入学者選抜から、男女合同選抜へ移行します。
令和4年度入学者選抜では、男女別定員を定めている都立高校(109校)全校において、男女それぞれの定員の10%を男女合同とする男女別定員の緩和措置を実施し、令和5年度入学者選抜では、男女別定員を定めている都立高校(108校)全校において、20%を男女合同とする男女別定員の緩和措置を実施しました。
これらの緩和措置の実施結果を踏まえ、令和6年度入学者選抜から、男女合同選抜へ移行します。
東京都はこれまで108の都立高校の入試で男女別定員を設けていて、同じ高校の入試でも男女の合格ラインが異なることから「不平等だ」との声が上がっていました。
都の教育委員会は令和3年9月から男女別定員の段階的な廃止を進めていて、来年度の入試からすべての都立高校で廃止することを明らかにしました。
都が今年度の入試の結果を分析すると、男女の合格最低点の差が最も大きい学校は51点で、性別に関係なく成績順で選考された場合に合格する女子は9校で、80人にのぼるということです。
都によりますと、全国の公立高校で男女別定員を設けているのは東京都のみで、都の担当者は「男女の不平等感を指摘する声があったが、進路指導に与える影響が大きいため、段階的な移行を行った」としています。