慶應義塾中等部過去問対策
2023年度慶応義塾中等部入学試験は2月3日一次試験(筆記試験算数・国語・理科・社会) 2月4日一次合格発表 2月5日二次試験 (一次試験合格者のみ) 体育・面接(保護者同席の面接)が実施され2月6日合格者の発表が行われました。
募集人数は男子:約140名(昨年比20名減) 女子:約50名(昨年比10名減) (内部進学者の進学状況により多少の変動があります)。教科ごとの足きりはありません。一次試験・二次試験を総合して合否を決定します。
慶応義塾中等部算数入学試験は、試験時間45分、配点100点です。2023年度出題内容は1.小問集合(四則計算・比の計算・整数の性質・周期算の和・場合の数) 2.小問集合(食塩水の濃度・流水算・平均算・割合の文章題・平面図形) 3.平面図形と空間図形4問 4.旅人算 5.水そう算 6.整数の性質 筆算でした。
今回は 4.旅人算を解説します。
慶応義塾中等部2023年度算数入試問題4.旅人算 問題
慶応義塾中等部2023年度算数入試問題4.旅人算 (1)解説解答
(1) 太郎君の家から忘れ物に気付いた地点までの距離は、太郎君の家から峠までの距離のア/イにあたります。
解説解答
家から忘れ物に気付いた地点までを往復し、再び家から峠までのぼった。家から峠まで上るのにかかる時間は1時間30分
よって家から忘れ物に気付いた地点までを往復するのにかかった時間は
3時間36分 – 1時間30分 = 2時間6分 = 126分
上りと下りの時間の比は 90:54 = 5:3
よって 家から忘れ物に気付いた地点までの上りの時間は
家から忘れ物に気付いた地点までの上りの時間:家から峠までのぼった時間 = 家から忘れ物に気付いた地点までの距離:
池から峠まで距離 なので
答 ア 7 イ 8
慶応義塾中等部2023年度算数入試問題4.旅人算 (2)解説解答
(2) 太郎君が記念碑の前で忘れ物に気付き、すぐに家まで戻ってから再びすぐに峠に向かったとすると、太郎君ははじめに家を出発してから[ア]時間[イ]分後に峠につきます。
解説解答
家から峠までの距離を⑧とする。忘れ物に気づいた地点から峠までの距離は ⑧ – ⑦ = ①
記念碑と峠とのちょうど真ん中の地点で忘れ物に気付いたので、家から記念碑までの距離は ⑧ – ①×2 = ⑥
⑧上るのにかかる時間が90分なので
答 ア 3 イ 18